令和6年度研修(猪苗代湖の水、西方、発掘探訪)を実施

今回の研修は猪苗代湖の水利用をテーマに昨年の安積疏水(猪苗代湖の東側)に引き続き猪苗代湖の西側 日橋川と戸ノ口堰を研修し、若松市や発電所がどのようか経路で使用されているのかを研修しました。

戸ノ口堰の始まり:元和9年(1623)蒲生時代~加藤時代にまたがり、15年間(慶安時代)かけて八田野村(内蔵助)が八田分水まで引いたのが始まりで、次に宝永3年(1706)布藤堰の工事は3年かけて大谷川まで8kmの工事をしている。

明治2~3年(1626)戸ノ口堰第一発電所、大正2~12年(1914)には第一発電所が出来ている。

昭和10年頃(1935)掘られた十六橋水門跡やポンプ場跡をスタートし、各水路や発電所、磐梯山岩屑雪崩によって形成された湖(堰き止め湖の様子)、戸ノ口堰洞穴等を回って再確認してきました。

郡山地区の会員の方は猪苗代湖の西側の水利用については初めて目にする方もいて大変有意義な研修でした。

ポンプ場跡
十六橋
発電所取水口
第一発電所
東京駅と同じレンガ造りの発電所
「白虎隊が逃げ帰って来た時通った」戸ノ口堰洞穴

※参加者の声

大変お世話になりました。お天気に恵まれ、とても良かったと思います。

貴会の研修会に参加させていただき、普段なかなか見学のできない施設や文化財を見学させていただき、猪苗代湖水系の水力発電、飲料水の確保等について学ばせていただきました。

水路の透き通った美しい水を見ますと、ひし狩りや、水草回収、ゴミ拾いなどの環境浄化の活動が実を結んでいるものと思いました。次年度も都合がつく日は、是非ご協力したいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。